コンクリートスラッジ再利用処理剤について

コンクリートスラッジ

生コン等のセメントを使用する工場の洗浄水の沈殿物は、セメント由来の六価クロムを含有しています。

六価クロムを不溶出にします

処理剤(製品名CRAP)を2%添加し攪拌する事で、六価クロムを無害化し、さらに生成させた結晶格子内に閉じ込める事で、オゾンや紫外線による再生成を防止します。

六価クロムとは

強い毒性があり、土壌環境基準は、溶出試験で、0.05mg/Lとなっています。2022年4月1日から水質汚濁関係の環境基準が0.02mg/Lとなるため、今後は、0.02mg/Lになると思われます。

処理したコンクリートスラッジの再利用

処理したスラッジからは、六価クロムは長期にわたって溶出しない事から、埋め戻し材として使用する事が出来ます。その場合、コーン指数200以上にする事と、良質土で十分覆土しアルカリの溶出を防ぐものとします。